マンモグラフィとは
乳がんの発見にはマンモグラフィーが有用で、触診では判らない早期がんの検出が可能です。検診への導入では、視触診のみに比べて3-3.5倍の発見率が報告されています。
福山市でも、視触診のみの乳がん検診では見逃しが多いため廃止され、マンモグラフィー併用乳がん検診のみとなりました。
マンモグラフィーの撮影と読影診断には高度な技術が必要なため、正確な乳癌診断のためにはNPO法人マンモグラフィー検診精度管理中央委員会の主催する資格試験に合格した技師及び医師が行うことが望ましいとされています。
乳房専用のX線撮影で乳房を板で薄く圧迫し上下、斜めの2方向より撮影します。
石灰化の描出に優れており触知しない早期の乳がん発見に有用で、腫瘤性病変もより鮮明に観察可能となります。
当院では圧迫時に痛みを感じにくい最新のFPD方式デジタルマンモ装置を導入。
撮影は資格を有する女性技師が行います。
「乳がんのリスクが高い」とされているのは、次のような方です。
- 40歳以上の人
- 初産年齢が30歳以上の人(出産経験がない人を含む)
- 閉経年齢が55歳以降の人
- 標準体重より+20%以上太っている人
- 良性乳腺症になったことがある人
- 乳がんになったことがある人
- 家族に乳がんになった人がいる人